外の風が冷たく感じる冬の日。そんな日に食べたくなるのは、心も体もあたたまる料理ですよね。 そじ坊の「かつ丼定食」は、そんな季節にぴったりのひと品。ふっくらとしたかつ丼と、湯気の立つお蕎麦の組み合わせに、思わず頬が緩みました。

寒い日にうれしい、あたたかいお蕎麦とかつ丼の幸せ定食
お蕎麦屋さんの定番だからこそ安心の味
そじ坊といえば、香りのよいお蕎麦が自慢のお店。今回の「かつ丼定食」にも、もちろんお蕎麦が付いています。 冬は冷たいお蕎麦よりも、やっぱり温かいお蕎麦を選びたくなりますね。湯気とともに立ちのぼる香りに包まれると、手のひらまでじんわり温まるようでした。
新しいお出汁の風味にほっと一息
この冬、そじ坊ではお出汁がリニューアルされていました。以前よりもまろやかで奥行きのある味わいになっていて、その秘密は本枯節の香りにあるそうです。丁寧に仕上げられたお出汁は、かつおと昆布の旨みがほどよく調和し、湯気とともにふわりと広がる香りがなんとも上品。しかも、食べる直前に本枯節を加えて香りを立たせるひと手間があり、その瞬間に感じる芳ばしさが一層おいしさを引き立てていました。お蕎麦をすするたび、体の芯までじんわりとあたたまるようでした。

サクサクのかつ丼で満たされる幸せ
主役のかつ丼は、衣がほどよくサクサクで、玉子のとろみがしっかり絡んでいます。 ほんのり甘めのタレが食欲をそそり、ひと口食べるごとに心が満たされていくようでした。 温かいお蕎麦と交互にいただくと、寒さなんてすっかり忘れてしまうほどの満足感です。

そじ坊の「かつ丼定食」は、あたたかさとおいしさを同時に味わえる冬のごちそう。 新しいお出汁のやさしい風味と、定番のかつ丼の組み合わせに癒されながら、今日もまた「来てよかった」と思えるひとときでした。 寒い季節、ほっとしたい日にぜひ味わってみてくださいね。
今回いただいたメニューはこちら
かつ丼定食 1200円

今回訪れたお店はこちら
そじ坊 新大阪ニッセイビル店(そじぼう)
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今回の「なんでも」
筆者が訪れたとき、まず最初に温かい蕎麦茶をすすりながら、湯気の立つお蕎麦を待つ時間は、日常のあわただしさからふっと抜け出せる小さな非日常のようでした。ただぼんやりと過ごすひとときは、心のペースまでゆっくりに戻してくれる気がします。食べ終えてしばらくしてから、もう一口だけ蕎麦茶を飲んで席を立つと、気持ちがすっと整って「また明日から頑張ろう」と思える、そんなささやかなリセットの時間になりました。


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